今日は、上野と銀座の書道展に行ってきました。
私の書の師・浅田聖子先生の作品が出展されています。
↑第63回 日書展
1月4日~9日 東京都美術館
↑現代の書 新春展 セントラル会場100人展
1月5日~11日 東京セントラル美術館(銀座)
↑雅涎会書展
1月6日~11日 東京銀座画廊・美術館(銀座)
* * *
作品は、どれも1メートル以上ある大きな作品。
浅田聖子先生の書は、とにかくすごい迫力です。
浅田先生の生の書を一度見ていただきたいなあ。
一番のおすすめは、銀座で行なわれている「現在の書 新春展」。
二つの会場で、現代の日本を代表する書家の32人展と100人展が同時に開催されています。
趣向の異なる素晴らしい作品ばかりでした。
入場無料で今週末まで行なわれていますので、
銀座方面に行かれる方は、ぜひ足をお運びください。
* * *
師・浅田聖子先生にお会いしたのは、
ちょうど1年前の日書展の会場でした。
その時のことを、少し書かせていただきますね。
先生にお会いする数年前、
はじめて展覧会場で浅田先生の作品を拝見したとき、
あまりの衝撃に、しばらく身動きが取れなくなりました。
坂村真民さんの詩「捨」を題材にした書で、
文字が生きもののように見えたこと、
詩が訴えようとしていることを、そのまま書が訴えていたこと、
構成が大胆で、スケールが大きく、作風が自由であったことなど、
上げたらきりがないほどに素晴らしい作品でした。
こちらがその時の作品です↓
その時から、すっかり浅田先生の大ファンになり、
展覧会があると、必ず浅田先生の作品を探していました。
↑毎日書道展で会員賞(グランプリ)を受賞された時の作品
いつか、先生のような、魂に訴えかける書を、
見た人に感動を与える力強い書を
かけるようになりたいなと、ずっと思っていました。
そして、
1年前のお正月、
新しい仕事を始める年のはじめに、
「書でたくさんの人を元気にしたい」ということを
この先の目標に決めました。
そのことを強く思った翌日、
日書展の会場で、偶然、浅田先生にお会いしたのでした。
会場に入ると同時に、
マイクで「こちらが浅田聖子先生です」と紹介される声が聞こえました。
びっくりして後ろを振り向くと、
小柄で、凛とした優しいオーラに包まれた女性が
会場の作品を解説していました。
「この方が浅田聖子先生!!!」
憧れの書家の先生が目の前でお話している!
あまりの驚きに、なぜか涙がこみ上げてきました。
15分くらい、会場を歩いて回りながら
先生の解説を聞いていました。
いや、たぶん、解説は耳に入っていませんでした(泣)
この小柄な方が、あのど迫力の書を書かれているなんて!
一番最後に、浅田先生の書が紹介されました。
これがその時の書です。
また、言葉を失いました。
解説が終わった後、勇気をふりしぼって浅田先生のほうへ近づいていきました。
「あ、あの・・・。先生のファンなんですが、握手をしていただけますか?」
赤い顔をしておずおずと手を出すと、
「あ~ら!ファンだなんて、うれしいわね~!」と
包み込むような笑顔で握手をしてくださいました。
そして、次の瞬間、もう口から言葉が出ていました。
「どうしたら、先生に書を教えていただけますか?」
先生もびっくりしていました。
それから、すでに師について書を学んでいること、
カウンセリングのあとに書を贈る仕事をしようとしていることなどを
すべてお話しました。
書の世界は、おもに伝統や慣習を重んじる保守的な傾向があるので、
普通の方だったら、きっと、引いてたと思います。
でも、浅田先生は、こう言ってくださいました。
「素晴らしいお仕事をされようとしているのね」
先生の懐の大きさに、また、涙がこみあげてきました。
その後、
改めて先生に師事させていただくことになったのですが、
ある日、お稽古の後で、こんなお話をしてくださいました。
「私が二十歳の頃から師事していた駒井鵞静先生がね、若い時にこんなことをおっしゃったの。
『自殺をしようとしている人が目の前にいたとする。その人が『書』を見て、自殺を思いとどまったとしたら、そこに、『書』の存在する価値がある』
その言葉がずっと忘れられなくてね。
「書」は、本来、人助けのためにあるものだと思うの。
だから、あなたがやろうとしていることは、書の本来の役割を担おうとしていると思うのよ」
もったいないほどのお言葉でした。
浅田先生と出会って1年、
今回、はじめて近代詩(新書芸)のジャンルで
日書展に作品を出品し、入選しました。
なかなか浅田先生にご指導いただいたようには書けず、
思いつくことは改善点ばかりですが、
一歩ずつ、浅田先生のような魂の書に近づいていきたいです。
* * *
浅田聖子先生に書を学びたい方は、浅田先生に直接お電話をください。
03-3751-2322
初心者から経験者まで、基礎からしっかりとご指導くださいます。
最近のコメント