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2010年7月 1日 (木)

「おもてと書」

書の師・浅田聖子先生と、能面師の北澤秀太氏の

コラボレーション展「おもてと書」を見てきました。

能などに使われる「お面」と、

躍動的でダイナミックな聖子先生の書が

どんな風にひとつの場を作るのか、

わくわくしながら会場に足を運びました。

会場は、両国のアンティークカフェ・ウール倶楽部。

高い吹き抜けの天井と、やわらかいライト、落ち着いたアンティークの家具が、とても居心地いい。

壁面には、聖子先生の大きな淡墨の作品が三点と、

その作品の間に北澤氏のお面が

静かに居心地よさそうに、並んでいました。

Photo

能面は、ひとつひとつじっくり見ると、

Photo_2

すごい。

ぎゅっと凝縮されていて、繊細で、深い。

角度によって、いろんな表情に見れるから不思議。

会場に、たまたま北澤氏がいらして、少しお話を聞くことができました。

驚いたことに、こんなに芸術度の高いものが

「道具」なのだそうです。

能や狂言の舞台に合わせて、

「これこれこういう能の役のお面を作って」と発注が入り、

その役の背景や物語や歴史を調べて、一番適すると思われる表情を起こし、

そこから彫り始めるわけです。

舞台の道具だから、純粋な創作はほとんどないのだとか。

ひとつの面を作り上げるのに、丸々2~3週間。

それを「道具」として使っている能や狂言って、すごい世界なんだろうな。

北澤氏のお面を使った能の、本当の晴れ舞台を観にいきたくなりました。

そうした中、今回のコラボレーション展のために作った作品がふたつありました。

Photo_3

「楽猿」と「福犬」

これは、書の聖子先生の作品に合わせたとのことです。

今回の聖子先生の作品は三点。

Photo_4

「幸福有其心」

幸福は、その心にあり。

Photo_5

「楽亦在其中」

楽も、またその中(その心)にあり。

Photo_6

「浄土在眼前」

浄土は眼前にあり。

お面に刻まれた一瞬のさまざまな喜怒哀楽に、

言葉の魂が宿っているようでした。

***

「おもてと書」の展覧会は、明日7月2日までです。

アンティークカフェ ウール倶楽部

墨田区両国3-21-5

03-3633-5597

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