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2010年4月

2010年4月16日 (金)

ダラムサラ

10年前、インドのダラムサラという町に2カ月滞在していたことがある。

ネパールから乗り合いバスにゴトゴトゆられながらインドに入り、

デリーから北へバスでのぼること(たしか)7時間。

山のなかにひっそりとあるダラムサラは、

熱くてじっとりと埃っぽいデリーの町とはうってかわって、

涼しくてすごしやすい日本の気候のような町だった。

この町には、チベットの最高指導者・ダライ・ラマ14世がいて、

チベットの亡命政府を築いている。

町の人口の半分くらいはチベット人なので、

町には、赤い袈裟をかけたチベット僧侶がたくさんいる。

若いチベット僧侶が、喫茶店でコーラを飲んで笑っていたりする。

とてもすごしやすい町だった。

何も予定を立てていない旅だったので、

居心地がよすぎて2カ月も居座ってしまった。

ダラムサラには、日本人旅行者もいた。

旅行者ではない日本人も二人いた。

とても印象的な二人だったので、今も忘れずに覚えている。

ひとりは、Oさんという。

留学生として来ていて、

のちのちチベットの大学院でチベット医学を勉強したいのだと言っていた。

こんなところまで留学に来る人がいるのか。

とてもオープンで、肩に力が入っていなくて、

旅行者のもつ一種独特な堅い雰囲気がまるでなかった。

よくお茶を飲みながら、ある草はどんな風に体に効くとか、

チベット医学のおもしろさをとても楽しそうに語っていた。

もう一人は、Bさんという。

この町で、チベットタンカ(曼荼羅)と出会い、

チベット人の絵描きさんに弟子入りし、

そのまま10年以上もこの町の奥のほうに住んでいるのだという。

この人も旅行者とは一風変わっていた。

いつも黒い帽子かぶり、人に触れることなく、すたすたと町を歩いていた。

ある意味、旅行者よりも怪しかった。笑

町で会うと、「ああ、またいたか」などと言って、

昼間からビールを振る舞ってくれた。

何度か会ううちに、山奥のアトリエを教えてくれて、

ほんとうに遊びに行ったら驚かれた。

神社のような静謐な空気に包まれたアトリエだった。

こんな生き方をしている人がいるのか。

チベット仏教や哲学に深く精通していて、

威張った感じのない、これまた素敵な人だった。

そんな二人に何の連絡をとることもなく、10年が過ぎた。

つい先日、ひとつのパンフレットが届いた。

PARC自由学校というNGOが主催する、

環境や食や平和や芸術など、ひとつのテーマについて

いろいろな講師が講義をする学校の案内だった。

毎年パンフレットが届くけど、一度も参加したことがない。

なんとなく開いてみた。

すると、「オルタナティブ健康術」というテーマの回の講師の一人に、

忘れかけていた人の顔写真が載っていた。

チベット医学入門の講義…。

うわ!Oさんだ!

なつかしい~。

あれから無事大学院で学んで、専門家になったんだ…。

感動してしまった。

これは講座に申し込んで、あいさつするしかない。

申し込んでしまった。笑

タンカの絵描きのBさんの行く末も気になった。

ネットで調べると、すぐに出てきた。

とてつもなく有名な人だったらしい。

あれからずっとダラムサラに滞在していて、

昨年日本に帰国したとある。

5月に東京で個展をするとある。

これは行くしかない。

10年前、チベットという国になんの興味ももっていなかったのに、

なぜかインドでチベットに出合った。

今の仕事をするようになってから、

またなぜかしらチベットに惹かれている。

そして、細い糸のような縁がまたつながり始めている。

またひとつ、人生の妙を味わってしまった。

OさんとBさんに会えるの、たのしみだな。

覚えてるかなー。

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2010年4月15日 (木)

愛知の小牧に行ってきました

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名古屋からほど近い愛知県の小牧市に行ってきました。

宝石のサトーさんにお招きいただき、

3日間で約60人の方のお話をきかせていただきました。

今回も感動の嵐でした。

お越しくださったみなさま、どうもありがとうございました!

小牧市は、名古屋よりも少し高いところにあって朝晩が冷えるとのことで、

まだ桜が満開でした。

休憩のたびに、サトーさんの近くにある小学校の

この桜を見に行き、パワーをもらいました。

桜大好き!

ぽとりと落ちた桜を拾って、

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鑑定室でもお花見♪

昨年も、落ちた桜を拾って飾っていたことを

サトーさんの伊藤部長が覚えていてくださって、

初日の朝からお花屋さんにお花を買いに行ってくれました。

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春らしくて素敵!

「ぼくが選んだんです」とにっこり見え透いたうそをつくI部長も素敵!笑

夜は、I部長が名古屋コーチンを食べに連れて行ってくれました。

お店の名前は、河良(かわよし)。

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御造りに、から揚げに、八丁味噌の豆腐田楽。

おおおおいしすぎる~!

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こちらは、石焼!

「皮目から焼くのがポイントなんです」と、I部長が手際よく焼いてくれました。

お肉を焼いてくれる男性って、なぜかっこよく見えるのか。

プリップリでほのかに甘くて弾力があって、サイコ~でした!

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とろけそうになっているところへ、でかい釜が登場。

どれくらいでかいかというと、

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これくらいでかい!笑

名古屋コーチンの炊き込みごはん~

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たまらん~!

この日の幸せの使者、I部長を後ろから激写~

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I部長ありがとうございました!

あまりにも私たちが喜ぶので、

翌日は名古屋名物あんかけスパゲティーのお店に連れて行ってくれました。

あんかけスパゲティーって、

パスタにあんかけがかかってるだけだよなーと思っていたら、

甘かった。

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こんな!

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こんな!!

麺が、パスタよりもずっと太くて、長崎ちゃんぽんみたい。

この麺を、とろみのかかったスープで浸すのが

あんかけスパゲティーなるものであーる。

うーん。名古屋の食文化って幅が広い!

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お店はこちら。ルマンさん。

昭和の洋食屋さんのような雰囲気でした。

なんだか今回はグルメレポートみたいになりましたが…。

おいしかったー!

I部長、サトーさん、どうもありがとうございました!

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2010年4月 8日 (木)

谷中の桜が満開。

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今年も心をワシづかみされた。

桜がちょうど満開の時、

AUN(あうん)という双子の和太鼓演奏者のライブを見に行った。

和太鼓、笛、三味線、筝(こと)、尺八などの和楽器で、

桜にまつわる曲を演奏する。

ことばはなく、音だけのライブなんだけど、

笛とか太鼓の音って、すごく立体的で、心に直接響く。

響くと同時に涙が出てくる。

日本の楽器って、すごいと思った。

http://aunj-classic.syncl.jp/

週末は、20人くらいで作家の森沢明夫さんを囲んで、

昼間から谷中霊園で花見をした。

http://blogs.yahoo.co.jp/osakana920/60721046.html

いい花見だった~。

食べものは、すべて谷中で調達。

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準備隊、谷中銀座で抜け駆けの乾杯。

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こんな感じの

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こんな感じで、

桜が輝く青空の下、

ビールをたらふく飲む。

森沢さんのもとに集まる仲間は、みんな初対面でもすぐに心がほぐれるフレンドリーな人たちばかり。

ついつい、ビールもワインも進む。

谷中メンチが大好評で、うれしい。

豚汁を大なべで20人前作ったのが意外と楽しかった。

一人分の豚汁を作るのも難しいけど、

20人分というのも、材料の必要量がまったくわからなくなる。

八百屋のおじさんに、

「豚汁20人分のしいたけって、ひと袋でいいかなー?」と聞くと、

「そりゃー足んないよ!おまけしてやるから3つくらい買ってきな!」

とい言われ、3つ買ったけど、やっぱり2袋余った。笑

ねぎも5本買ったけど、4本余った。笑

4人前も20人前も、さほど変わらないのだろうか…。

豚汁の不思議。

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日曜は、代々木公園で花見をした。

朝から親友Sの家にお重を作りに行く。

気合いの入ったSは、8段重を作った。

ものすごい手際の良さだった。

二日酔いでまったく頭が働かなかった私は

「あんた、今小学3年生より使えないよ!」

とダメだしをくらい、朝から凹む。笑

代々木公園も、桜が満開だった。

友だちが友だちを呼び、30人くらいの大所帯になっていた。

寒かった。

Kが、キャンプ用の小さなコッヘルで、あつかんを作る。

Kが、とてもかっこよく見えた。

寒い日のあつかんほど、人をほっこりさせるものはない。

体があったまり、頭に霞がかかり、記憶はうっすらと消え去っていく…。笑

***

火曜の夜は、桜と関係ないけど、長嶺ヤス子さんのフラメンコを見てきた。

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ステージのまん前!ど真ん中!

この店は、エルフラメンコといって、スペイン料理のフルコースを食べつつ、

フラメンコのステージを楽しむことができる。

二日間の花見で肝臓が悲鳴をあげているのに、

ついついビールをのんでしまう。

ダンサーがくるくると回ると、汗のしぶきが飛んでくる。

ど迫力だった。

激しい愛情を包み隠さず踊りで表現するあたりは、

日本にはないものだと思った。

長嶺ヤス子という人の中に、マグマのように沸いている激情が、

目や指先や地面を叩くヒールの音から溢れて、

見る人を圧倒させる。

74歳。

この美脚。

ありえない。

どれだけ肉体と精神を酷使して鍛えてきたのか。

きっとこの人は80歳になっても踊り続けているだろう。

燃え立つものをいただいて帰る。

***

明日から、ことだまカウンセリングの仕事で

名古屋のジュエリーショップ・サトーさんに行ってきます。

昨年も、ちょうど桜の季節にサトーさんに呼んでいただきました。

2回目の方もいらして、1年後の皆さんのお話を聞けるのが楽しみです。

まだ小牧城の桜咲いてるかな。

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