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2009年12月 9日 (水)

じょんがら

凄いものをみてきた。

フラメンコの長嶺ヤス子が、津軽じょんがら節で踊るという舞台。

ジャパニーズ津軽三味線と

フラメンコの長嶺ヤス子が、

ぴったり融合していて驚いた。

津軽三味線の音色は、

苦しみにも、悲しみにも、喜びにも、祈りにも

共鳴してくれるものだということがわかった。

懐が深い。

長嶺ヤス子の踊りは、

性を恐ろしいくらいむきだしにしているのに、

一輪のバラのような品がある。

誰にも折ることができないような、

太くて逞しい生命力。

72歳とは思えない!

白くて美しい足から、

神経が張り詰めた指先から、

小柄で大きな存在感のその体から、

悲しみや怒りや慈しみや悦びが

ひとつのうねりとなって飛び出し、

見る者の魂をゆさぶる。

そのうねりは、私の底までやってきて、

私をそっとやさしく抱きしめ、

さいごは祭のように、天に向かって突き抜ける。

本物だけがもつ凄さだった。

同じものをいつか感じたと思い出した。

この大きくて、激しくて、優しくて、

すべてを包み込むような凄味。

書家の浅田聖子先生の大作展だった。

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