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2009年5月 2日 (土)

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柳も、桜も、イチョウの木も、みんな芽吹いた。

春は気温の上昇によって、気持ちが不安定になる季節。

そんな時に、イライラを沈める緑の葉っぱで町が覆われるなんて、

自然って、ほんとに素晴らしいと思う。

「芽」には、きざしとか、始まりの意味もある。

この季節に、何か始めたいって気持ちが芽生えるのは、

たぶん自然の流れなんだと思う。

始める前には終わりがあるもので、

春になると、なんだかごちゃごちゃしたものをいろいろ捨てたい衝動にかられる。

そんなわけで、捨てる力ゼロの私も、いろいろ捨てた。

捨ててから、捨ててはいけないものだったことに気づいたものがある。

ペーパーカスケードという鉢植えの花。

部屋に白くて小さな花を飾りたい、そんな気まぐれで、3月のはじめに買った花だった。

花びらが紙みたいで、風に吹かれると、カサカサと音を立てた。

まめに水やりもできない私は、危うく枯らしてしまいそうになったり、

雨風の強い日に外に出して、200以上付いている花が全部下を向いてしまったこともあった。

それでもいつも蘇生して、あたたかくなるとニョキニョキと新しい葉っぱが伸びてきたりした。

部屋の大片付けをしていたとき、

ふとこの花に目がいった。

よく見たら、花は咲いているのに、花の付け根と、草の付け根が枯れている。

全体的に枯れているのに気づいていなかった。

そして、花が枯れないことが、なんだか怖くなった。

いつまでも枯れた植物を部屋においておくのはよくないかも…。

そう思った私は、思い切ってその花を抜いて捨てることにした。

新聞紙を広げて、草の部分をを束にして持つ。

引っこ抜こうとするけど、一向に抜けない。

えいっ!

ミシミシミシ・・・

残酷な音がした。

草は抜けて、土が部屋中に飛び散った。

そして、何かが吹っ切れたような気がした。

鉢植えに残った根を取り出すと、

根は鉢の下3分の1くらいを覆いつくすほどに密集している。

こんなに根っこがあるから、花は水分がなくても咲いていたのか…。

とても申し訳ない気持ちになった。

母と晩ごはんを食べながら、そのお花を捨てた話をすると、母が言った。

「あら!外に出しておいておいてあげれば、来年また花が咲いたかもしれないのに」

なんとなく感じていた予感が的中してしまった。

私は、鉢植えの花の育て方がまるでわかっていなかったのだ。

花にお世話になっているのに、

花のお世話の仕方を知らない。

とても、申し訳ないことをしてしまった。

その花のことを思い出して、何回か泣いた。

生きものを育てる力が欠けているんだなあ…。

花に気づかせてもらった。

鉢をきれいにして、土を足し、種を蒔いた。

蒔いたのは、これ。

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12月のもりちゃんを囲む会で、みんなが持ち帰ったクローバーの種。

桜が咲く頃に、みんなで種を蒔こうって話していた。

こんなに小さい種から、ほんとうに芽が出るんだろうか。

寒い日が続いて、しばらく芽が出なかった。

そして、昨日!

とうとう、出た!

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小さい小さい双葉が、いっぱい出た。

うれしかった。

四葉になるかな。

いや、みんな三つ葉でもいいから、大きくなってほしいな。

庭には、すでに先輩クローバーがいた。

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こんなところにクローバーがいたことに、気づかなかったなあ。

新しい芽をたくさん育てたい気持ちです。

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